緊急事態宣言が出たのが7日、翌日の8日から主人のリモートワークがはじまって、初めての週末を迎えました。
リモートワークがはじまって一番変わったことは、過剰適応に振り回されずに済むようになったことです。
これまでは過剰適応によって、主人が家にいる間は家事すらも手につかず、自分の思うように動けないことも多々ありました。同棲をはじめてから2年間は週末が来るたびにもどかしい想いをしていました。
主人に非があるわけではなくて、私の発達障害の特性によるものなので致し方ないのですが、なんとか打開策はないものかと悩んでいたのです。
アスペルガーという言葉は医療現場ではもはや使われなくなってしまいましたが、 私が過剰適応について知ったきっかけはこちらの本です。
私は図書館で借りて読んだので、あいにくと手元にこの本がないのですが、またいずれお迎えしたいと思っています。今まで読んだ発達障害の本では詳細に発達障害の特性について書かれていると感じました。
ただし、解決法は書かれていません。
ここからは、過剰適応を改善する方法を見ていきましょう。過剰適応の改善には、アサーションの考え方が有効です。アサーションとは、自他自尊のコミュニケーションを大切にする考え方で、3つの自己表現を大切にしています。
1:攻撃的自己表現
自分を主張を最優先に考えて行動します。そして時には他人を傷つけたり踏みにじるようなこともあります。
2:非主導的自己表現(過剰適応)
自分より他人の主張を優先して行動するため、自分の気持ちを伝えないなかったり言い損ねたりします。過剰適応の人の自己表現です。
3:アサーティブな自己表現
自分の気持ちを正直に、その場にふさわしい方法で表現し行動します。過剰適応を改善するには、アサーティブな自己表現が有効です。アサーティブな自己表現には、
・自分もOK、他人もOK
・自分の感情を大切に権利
・他人の感情を大事にする心がけ
・折り合いをつけることを大事にする精神
・過剰な要求は断るの考え方があります。日ごろから実践をして、過剰適応の改善を目指しましょう!
このサイトのように対処法を書いているサイトはあっても、なかなか思うように行動できず、どうしても主人優先で、休日のひとりでの外出もままならないということが多かったです。主人から外出禁止を云い渡されたわけではないのに、です。
ところがリモートワークを通じて、主人が家にいる時間がこれまでよりずっと長くなり、さぞかし過剰適応がはたらいて二進も三進もいかなくなるのだろうなと思っていたのとは裏腹に、これまでよりも家事がはかどったり、規則正しい生活を送れるようになりました。
心がけたのは「自分のすべきことをする」ことです。
主人も仕事をしているのだから、私だけだらけているわけにはいかないと、これも一種の過剰適応なわけですが、それでも昨日は主人が部屋で休んでいても、テキパキと家事を片づけられました。
「やりたいこと」にフォーカスするとどうしても思うようにできなくてフラストレーションが溜まってしまうのですが、「やるべきこと」というのは私の場合家事なので、主人のためになることでもあります。
要するに自然と発想の転換をしたのです。
自分のすべきことが人のためになるというのは、それだけでありがたいことです。
家事をしている間、私は満ち足りた気持ちでいられましたし、その気持ちを忘れずに家事に励んでいきたいと思います。
でもそれだけだと、やがていっぱいいっぱいになってしまいます。
主人からは自分が部屋で仕事中でも、リビングのテレビをつけてもOKと云われているので、録画していたNHKのプロフェッショナルを観たり、昨日の記事に載せたように、ヒプマイのゲームをしたり、一日の終わりに読書をしたりと、思ったよりも自由にエンタメを楽しんでいます。
4/6のNEWSシブ5時で、コロナウイルス流行下での子どもの過ごし方について報じていましたが、大人でも参考になるなと思う点がいくつかありました。
そのうちのひとつが、コロナウイルスによるストレスの対処法として、手仕事、料理、音楽、映画・ビデオ鑑賞を挙げていたことです。
この機会に溜めてしまっている録画番組を消化して、HDDの中身の整理をしたいなと思っています。
環境が整っていなくてBDに移すことができないので、その時の気分に応じて番組を選んで消化していきたいです。
ただし、休んだり遊んだりした分、すべき家事はきちんとやる。
そのメリハリが何よりも大事なことなのかもしれません。
この記事に書いたようなモノの整理などはまだ追いてついていない部分がありますが、昨日はリビングとキッチンの片づけを済ませ、掃除をし、ここのところ病状が思わしくなくてできなかった料理をしました。
そうして少しずつでも居心地のいい環境を整えていければと思います。