雪兎の小部屋

病弱専業主婦の日々

2020.06.05 『されど愛しきお妻様』と自炊に伴う困難について


 

主人が鈴木大介『されど愛しきお妻様』を買ったのを借りて読みました。

読みはじめた当初は「こういうものを買うなんて、主人にも多大な迷惑をかけているに違いない。生きていてすみません……」という気持ちになってしまいました。

それぐらい著者から見た「お妻様」の姿はとても大変そうで、付き合っていくのに多大な困難を抱えているというのが目に見えて分かったからです。

それでも読み進めていくうちに、「お妻様」の魅力的なキャラクターに惹かれるようになるとともに、著者の「お妻様」への愛情も伝わってきて、最後はめでたしめでたしで終わったので、ひとまずほっとしています。

 

この本の何が心に響いたかというと、著者が(元)編プロ勤務で、妻が発達障害者で無職という関係が、そのまま主人と私の構図にぴったり当てはまるのと、さらに妻の母親が毒母で過干渉すぎるということも全く同じだからです。

私は18歳のときに発達障害と診断を受け、それからさまざまな薬を服用しながら11年を過ごしてきました。

この間多種多様な困難に直面しましたが、同時に、自分が「困難」だと思っていなかったことが、健常者から見ると「困難」に該当するのだなぁという発見もできましたし、妻になってからはじめて向き合うことになった困難についても客観視することができました。

 

たとえば私は夜にマイナートランキライザー系の薬(睡眠導入剤にも使われる強めの向精神薬)を服用しているので、朝はまったく起きられません。早く寝たとしても、起きるのは毎日昼ごろになり、さらにコロナ禍で夜更かしが続くようになってしまったので、午前中に起きるということがとても難しくなりました。

主人は「早く起きなきゃダメでしょ」と云って、大音量の目覚ましを買ってくれたのですが、それでも起きられません。

いよいよ主人もさじを投げたようなので、これ幸いと寝ていますが、この本にあるように話し合いをした方がいいだろうということになり、昨夜夕食の席で話をしました。

「生活の面で、お互いに何が譲れないものなのか話し合おう」と。

私は早寝早起きは無理だということを告げ、主人には「週に最低一、二回は洗濯をしてほしい。そして食事の支度はどうしても無理な時は自分でお惣菜やお弁当を買うなり、外食に行くということを判断するなりしてほしい」ということを云われました。

もともと洗濯はまとめてやっていたのですが、私はルーズな人間なので、「気づかないうちに」溜めてしまいがちだったのです。

これに関しては主人によれば「雪兎さんは必要だということに気づきにくいみたい」とのこと。

それからはできるだけまめに洗濯をするように心がけています。

 

またこの一年で発達障害に伴ってうつ病も発症したので、どうしても自炊ができない日も多く、母からは「○○を××して▲▲するだけよ。簡単でしょ」とさまざまなレシピを電話で矢継ぎ早におすすめされるのを聞き流す日々が続いていました。

たしかミネストローネやかんたん酢で作るピクルス、きのこのオイル漬け、手羽先のさっぱり煮などを勧めてもらった気がします。手羽先なんて買ったことがない。

ちなみに頼んでもいないのに「ひじきも食べた方が良い」とひじきの他にかんぴょうと干し椎茸などの乾物も送ってもらいましたが、全く手つかずのままです。

 

もともと料理は好きな方だったので、料理ができないことに凹み、料理番組を見ては凹み、レシピサイトを見るだけでうんざりするという状況で、二進も三進もいかないまま、台所に立つか立たないかを毎日迫られることにストレスを感じていました。

私はポンコツなので、台所に立てない体調に陥ると、ノイローゼになったりパニックになったりして、なかなか判断ができなくなってしまいます。

ちょうど名探偵ピカチュウコダックみたいな感じです。

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そういうわけで毎日夕方ごろになると体調が悪化してしまい、薬のお世話にならざるを得ません。

心因性てんかん発作という難治性の持病もかかえていて、パニックや葛藤状態が高まるとこの症状も出てしまいます。

そうなると薬だけではどうしようもなく、結局お弁当に頼って自己嫌悪の無限ループ。

専業主婦として詰んでいます。

「雪兎ちゃんはごはんを作れるときは、バランスの良い食事を作れるから、ね?」と母になぐさめてもらうも、毎日付き合わされる主人にとってはたまったものではないのです。

なんとか改善したいのですが、「雪兎さんにごはんだけ炊いてもらって、毎日お惣菜を買うのはどうか」と主人に提案されてプライドがズタズタに折れてしまいましたし、それを主人に云えないまま、その日は台所に無理矢理立ちました。

 

毎日コンスタントに物事を続けるということがとても難しいのです。さすがに毎日お弁当ということはこれまでにもなかったので、最低でも週二日ぐらいは自炊できているはずなのですが、それでも本来は週五日作れて当たり前です。ましてや専業主婦なのですから。

母からも「週五日、毎日ごはんを作れたためしがないんじゃない?」と云われました。ぐさっときました。常識で考えればありえないのは重々承知しています。

 

そこで、せめて週三日ごはんを作れるように目標設定をしたいと思います。週三日作れれば、あとはお弁当やお惣菜に頼ってもいいし、外食してもいい。

その最低ラインを決めれば、なんとか前に進めるような気がします。