◆目次◆
多動性をポジティブに利用する
発達障害に特有の多動性について、ここのところ考えることが多くて、どうしても私はネガティブに捉えてしまっていました。
それでもTwitterを見る時間をちょっと減らすようにして、「あれ? 前よりも動けるぞ?」と変化に気づきました。
これまでは持病のうつもあって、なかなか体を動かせなかったりしたのですが、前よりも身動きがとりやすくなったと感じます。
私はこれまでTwitterを見ることに多動性を利用していたのですね。
今月で長い時には週15時間ぐらいTLを眺めていたようです。
それで複数のアカウントを行き来して投稿することに多動性を使ったり、Twitterで気になった商品を買うことで衝動性を発散させたりしていたのです。
でもTwitterを見る時間をちょっと減らしたことで、家事が前よりもはかどるようになり、また趣味にも時間を割けるようになりました。
たとえば
・皿を洗う
・書類や段ボールを開封して処理する
・棕櫚帚で帚がけをする
・リビングの片づけをする
といった動きが滞りなくつなげられるようになりました。
多動性を活用する舞台を、リアルからネットに移したことで、リアルでやるべきことややりたいことに多動性を利用できるようになったのです。
また特に時間を充てられるようになったのは読書です。
コロナ禍ですっかり読書から遠ざかってしまっていたので、再び本を読めるのがうれしくて、昨夜は午前1時まで『角川俳句』7月号を読んでいました。
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まだなかなか小説を読む気持ちのゆとりがないのですが、俳句の勉強も私には欠かせないことなので、今はとにかく読める本をどんどん読んでいこうと思っています。
SNS断食についてはメンタリストDaiGoさんも動画で配信していました。
彼が参考文献として挙げていた本がこちらの『デジタル・ミニマリスト』で、私も前々から気になっていたので、近々買おうかなと考えているところです。
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画像欠け防止
鈴木大介『されど愛しきお妻様』 を読んでいて、はじめて気づいたことがありました。
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それは発達障害者は視界からモノが消えることがあるということ。
その場に置いてあるのに、ある一部のものが認識できなくなるんです。
これは家事をする上でとても困っていて、たとえば食器を洗うにも、すべて洗ってからまだテーブルの上に洗うべきものがあったと気づいたりします。
またこの特性が原因で、片づけをしてもまだモノが散らかっていたり、そもそもそのモノがそこにあるということを認識できなかったりします。
これを防止するためにどうすればいいのかなと考えたときに、実家で「跡見癖をつけなさい」とくどいほど云われていたことを思い出しました。
私が自覚がなかっただけで、周囲はこの画像が欠けるという特徴に気づいていたようです。
そこで私が気がけるようにしているのは
・効率を重視しすぎず、複数回チェックする(跡見癖をつける)
・画像欠け防止に必要なものはできるだけ一カ所にまとめる
・ものを置く場所を大まかでもいいので決めておく
・一度使ったものは決めた場所に戻す
ということです。
一般的によく云われる片づけのコツとやっていることはあまり変わらないかもしれません。
実はこれを書いている今も、相変わらず机や棚の上に本が積み上っていて、なかなかストレスなので、これから少し整理をしようと思っています。
不思議なことに、その場にしばらくいると、だんだんモノが視界に入らなくなってきて、それでもストレスだけは感じているという状況になってきます。
そういうときは部屋が散らかっているのだと認識して、できるだけモノを片づけたり減らすようにしたいです。