雪兎の小部屋

病弱専業主婦の日々

生活の立て直し

ここ一、二ヶ月ぐらい、まともにごはんを作れずにいました。

そのことは以前にも記事に書きました。

snowrabbit21.hatenablog.jp

 

でも、宅配冷食や、お惣菜ではどうしても元気が出ないのです。

ごはんが作れない自分にも厭気が差してしまって、主人に毎日お惣菜を買ってきてもらうように連絡するのも苦痛でしょうがないし、どうしたものかなと考えました。

そうした時期に友人と復縁して、自炊の話になり、「ごはんを作るのは大変だからね」と理解を示してもらえたことで、ようやく「ああ、ごはんを作るのがつらいと思ってもいいんだ」と思えました。

これまではネットで検索しても、ごはんを作れないうつ病主婦の方の相談が出てくるばかりで、共感はしても、ではどうすればいいのかということがなかなか見えづらくて、結局は自分の「気持ち」の問題なのだろうなということに気づきました。

 

これまで食材のまとめ買いをしに外に出ることもなかなかままならずにいたのですが、この日は思い切って外に出て、食材をたくさん買い込んで歩いて帰ってきました。

先日、寒くなってきて、「そろそろ鍋の季節になるね」と主人と話し、「鍋なら作れるんじゃなかろうか」と思い立って、今年初のキムチ鍋を作ろうと思っていたのです。

作るものが明確に決まっていると動きやすいなと感じました。

食材をたくさんカゴに入れている間は「こんなに買っても料理ができないかもしれない」という不安に駆られていたのですが、この日はなんとか鍋を作ることができました。

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簡単なものでもいいからごはんを作れると、少し自信になりますね。

少なくとも自尊心が底の底まですり切れるよりはいいなと思います。

以前、NHKの番組で、「どんなに参っている人でも野菜を切ることはできる」と医師の先生が話していたのを思い出し、それにも勇気づけられました。

野菜を切っていると、少しわだかまっていた気持ちがほぐれていく気がします。

 

 

それから次の日は雨で、「こんな寒い雨の中に帰ってきて、少しなりとも温かいごはんを作ってあげないと、主人もかわいそうだ」と思って、調子が悪かったのですが、なんとか台所に立ちました。
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はじめからニラと豚肉で炒め物を作ろうと決めていたので、そこにしめじも加えて、焼き肉のタレと豆板醤で味つけをして、丼にしました。

お味噌汁はキャベツと玉ねぎ、しめじを入れました。

具沢山のお味噌汁がひとつあると、それだけでもほっとしますね。

丼は弱っているときによく作るのですが、今回も役立ってくれました。

有り合わせの食材でも充分おいしくなりますし、野菜もお肉も摂れるのがバランスが良くて好きです。

簡素な食事ではありますが、主人も「元気が出た」と喜んでくれました。

やはり手作りのごはんには人を癒す力があるなと感じました。

 

コンスタントにごはんを作るというのはまだまだ難しそうですが、これから寒くなりますし、鍋や手軽に作れるものなどに頼りながら、なんとかごはんを作っていきたいと思います。

一度崩れてしまった生活を立て直すのはなかなか大変です。

この間掃除はコンスタントにつづけられていましたが、できたことといえばそれぐらいで、他にはほとんど家事ができない日がつづいていました。

そんな中からのスタートになるので、まだまだ前途多難ですが、いろんなものの力を借りつつ、前向きにがんばりたいと思います。