ここ二週間は週末も家にこもりきりでした。
コロナ禍の第三波がきて、医療体制が逼迫している今、少しでも負担をかけないようにと家で過ごしました。
この間私自身の体調が著しく悪化してしまい、年末まで主人が家事を担ってくれることになりました。
専業主婦なのに情けなくて、本当につらいです。
主人の補助的な部分として、お皿を洗ったり、お茶を淹れたりして過ごしています。
世の中がどうしようもなく暗くて、人心も荒んでいることがひしひしと伝わってきて、なんだか気持ちが沈みがちなのですが、そんな中でも私をいたわってくれる主人の存在が本当にありがたいです。
土曜日には主人がプレイする「すみっコぐらし おへやのすみでたびきぶんすごろく」を観戦して楽しみました。
我が家では私が先月頃に予約をして、しろくまの特典版を入手しました。
主人の推しはとんかつとえびふらいのしっぽコンビなので、主人はとんかつでプレイ。
主人が優勝したらビールを買っていいという権利を賭けて遊びました。
はじめは圧倒的優位な位置につけてスタートしたものの……
だんだんぺんぎん? に追い上げられました。
今回はわくわくマップという難易度そこそこのステージでプレイして、逆転ルーレットで主人はずいぶんと苦戦していましたが、音ゲーマーらしく、リズムゲームではほぼフルコンでした。
表彰で三冠に輝き、結果的に圧倒的な差で無事優勝しました。
そうしてひとしきり楽しんだあとに近所の100円ローソンまで行っておつまみのスナックと飲み物を買って、ひとしきり歓談しました。
翌日の日曜日はほぼそれぞれ部屋にこもりきりで、私は創作のオンライン作業会に参加し、主人は夜に和本で論語を読む会に参加して、別々に過ごすシーンが多かったですが、主人が夕食を作ってくれました。
やはり主人に食事を作ってもらうのがどうしても心苦しいので、早く体調が良くなるようにしたいです。
年内という期限つきなので、それまでは上に書いたように、主人の補助役としてお皿を洗ったり、お茶を淹れたり、掃除や洗濯をしようと思っています。
それからこれは今朝の出来事なのですが、主宰している文芸サークルのメンバーの友人から、誕生日プレゼントの絵本と本が届きました。
どうやら、『りすとかえるとかぜのうた』は友人が主人と私のことを思い出して選んでくれたみたいで、さっそく読んでみたところ、なんだか涙が出そうになりました。
旅に出る話をするけれど、実際には旅に出ないりすくんとかえるくんが、「ガラパゴス諸島で結婚式を挙げたい」と主人と話していた思い出と重なって、心がじんわりと温かくなりました。
神社での神前式の予定は来年に延期になってしまい、新婚旅行にも行けずじまいで、主人とは時々旅の話をしたり、行きたい国の話をします。
そういう夢見がちな私たちのことを、友人はよく分かってくれているのだなぁと思って、これまでにもらったどの贈り物よりも輝いて感じられました。
主人のことをこの本に出てくるりすくんだと思って、もっと大切にしたいです。