雪兎の小部屋

病弱専業主婦の日々

最近読んだメンタルヘルス本の感想

 

渡辺登『依存症のすべてがわかる本』

感想

当てはまらない4章以外を読んだ。依存の原因が底知れぬ井戸の暗がりような寂しさにあるというのはよく分かったが、“買い物依存で自己破産になっても、仕事依存で倒れても、生きるも死ぬも、本人が結果を引き受けることなのです”と書かれているくだりはあまりにも容赦がなくて笑ってしまった。

本書に挙げられている「良い依存」は定着させるのが困難なものばかりで、どうしても楽な方に流されてしまう弱い人間はどうしたらいいんだろう。依存症から逃れようとして人間不信になってしまった人間は何を信じればいいんだろう。

 

ブログ追記

結局依存の背景にはカサンドラ症候群があるということが明らかになった。

この場合の私の心理状況は、下記に挙げた『カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら』を読むと、「不安型」から「恐れ・回避型」に移行したと読み解ける。カサンドラ症候群と依存症についてはさらなる研究が待たれる。両者は限りなく近しい関係だと思う。

「良い依存」として現時点で実行に移せているのはブログの執筆と読書なので、これは変わらずにつづけていきたい。

 

 根本裕幸『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』

 

感想 

ここのところ強い罪悪感に苛まれていたのは、愛情の裏返しで、人を自ら遠ざけようとしていたのも、彼らへの愛情を抱いていたからなのだなということはわかったし、それで救われる部分もあった。斜め読みをしたので、すべてのエピソードを読んだわけではないし、アファメーションはスピリチュアルっぽくて忌避感が強いから試さないけれど、それが分かっただけでも良かったのかもしれない。

抱くべくして罪悪感を抱いてしまっているのだな。楽しいと思えることに対して罪悪感を抱いていたのがこの症状の発端だったので、なんとか克服して試してみたい。

 

ブログ追記

やはりスピリチュアル的な要素が大きくて再読はしないだろう。

愛情とつながることを勧めているけれど、愛情と一口に云っても、認知の歪みや人間関係の問題を抱えている当事者は多いはずで、少々無責任だとも思う。

精神的に消耗しているさなかでは、自罰的な態度から逃れることはなかなか難しいし、自己肯定感はがくんと落ちてしまう。

結局のところ病気そのものに原因を見出すほか対処のしようはないのではないかと思う。

 

飛鳥井望『PTSDとトラウマのすべてがわかる本』 

 

感想

私の場合はトラウマ体験が過去の主治医の発言によって掘り起こされて、認知が歪んでしまっていることが原因なのだと思うのだけど、それを人に打ち明けるのが怖い。当の本人はもちろん、主人にも話したくない。二次受傷という言葉を知って、やはり話さないほうがいいのではないかという思いに駆られた。

この本を読んだ一日後に主人に話したところ、ただ黙って聞いてくれて「俺は雪兎さんに大事にされてるよ。ふたりの時間はかけがえのないものだよ」と云われて、やはり私の認知が歪んでいたのだなと気づいた。トラウマの傷が少し癒えた気がした。 

 

 夏野新 『世界が変わる! アダルトチルドレンの自己観測 人間不信・つらい恋愛・共依存から抜け出す6つのヒント。』

感想

著者は私自身かなと思うほど重なる部分が多かった。私もまた「ヒーロー」と「イネイブラー」の役目を負い、さらに文章を書くことでその鬱屈を発散させているから。今はまだ人間不信の坩堝から抜け出せずにいるけれど、その要因のひとつとして母親と今はほとんど連絡を絶っていることが挙げられるのだろう。他にも理由は色々とあるけども。いずれにせよ今が一番苦しい時期だと思って乗り切るしかない。文学と文章を書くことだけが私を支えてくれるだろう。

 

 岡田尊司カサンドラ症候群 身近な人がアスペルガーだったら』

 

感想

発達障害者の友人との付き合いでカサンドラ状態になってしまい、読み進めるうちに自分自身が不安型であることがよくわかったのだけれど、今のところ関係が良好な、発達障害傾向のある主人との間にもこの関係は生じかねないと思う。実際のところ当てはまるところがいくつかあった。放っておくことと共感性を持って安全基地になろうとすることが大事だという論旨はもっともだと思う。もう少し放っておくことを覚えないと。

 

ブログ追記

私自身発達障害当事者でもあり、また「不安型」から「恐れ・回避型」に移行した部分もいくらかあると考えると、少々厄介だ。

主人とは共依存関係に陥りかねないことを恐れていて、それが「恐れ・回避型」を助長しているとも云える。

かといって「不安型」のままでいるのは何かと負担が大きいし、もう少し適度な距離感の見極めが重要になってくるだろう。