結婚式の打ち合わせに行き、衣装選びをしてきました。
白無垢は刺繍が美しいものを選びました。日本髪の鬘に綿帽子という出で立ちです。
他にもが赤ふきの白無垢が気になったのですが、そちらは見るからに化繊という感じで、文様も今ひとつで、どうしてもこの豪奢な刺繍に惹かれました。
刺繍で生地感もとても重いですし、はじめはちょっと派手すぎるかなと思ったのですが、日本髪にしたので、華やかでもマッチするところがうれしいですね。
赤色の要素はオプションの小物で取り入れることにして、主人も了承してくれました。
会食の際に着る色打掛は古典柄のものを選びました。
日本髪の鬘は色打掛の際にも着用することにしました。
今はヘアレンジをする方が主流だとは思いますが、私は日本の伝統文化が大好きで、やはりどうしても日本髪にあこがれていたので、今回それが叶ってとてもうれしいです。
それから鶴の色打掛はかねてからのあこがれで、こうして纏うことができて喜びもひとしおでした。
お化粧は自前でして行ったので、どうしても鬘だと浮いてしまったのですが、当日は舞台用のお化粧をしてくださるとのことなので、今から楽しみです。
式場の方はとても丁寧な物腰で、私はとても緊張していたのですが、丁寧に案内してくださったので安心しました。
美しい着物を選べてとても満足できましたし、主人も「やっぱり着物が似合うね」と褒めてくれました。
帰りに食事をしたあと、古書店へ寄ってシャーリー・ジャクスンの短編が収録されている『街角の書店』という幻想怪奇短編小説のアンソロジーと、皆川博子『U』をお迎えして帰宅しました。
久しぶりのお出かけということで緊張感もありましたが、それでもこうして衣装が決まったことで、いよいよ式の日を迎えるのだなという実感が湧いてきました。
良い式になるよう、しっかり準備をしていきたいと思います。