はじめに
この一週間、主人との間柄がなかなかうまくいかずに悩んでいました。
しかし週末はいい方向へと導くことができ、今はふたたび仲良く過ごしています。
そこで夫婦関係の悩み事の解消のためにやってよかったことをまとめてみたいと思います。
外出する
私は持病があることもあり、外に出るのがとても苦手で、なかなか外出できずにいたのですが、どうしても欠かせない用事があって外に出ると、ようやく気が晴れました。
ここのところずっと家にこもりがちで、夫婦の問題点を深掘りしすぎてしまっていた節もあり、家の中でぐるぐると考えすぎて、なかなか視点を逸らすことが難しかったのです。
たとえ特別な外出ではなくても、ちょっとした用事のついでにでも外に出ると気分転換になるのだなと気づきました。
またうれしいことに、外に出るとさまざまな発見があって、それを短歌に詠むのも楽しいです。道中で見かけた軒先の花に目を留めたり、春風や春の日差しを肌で感じると、それだけで気分も浮き立ってきます。
たとえ特別な出来事はなくても、外に出るだけで視点のフォーカスをずらすことができるということは今後も覚えておきたいと思います。
花を買って生ける
なんということはないスーパーのお花ですが、家の中の空気を変えたくて、お花を買って生けました。
不思議とお花がそこにあるだけで空間がパッと明るくなったように感じます。
ぬい撮りをするのも楽しいですし、お花があることで、それまで造花ばかりだった部屋の中にも生き物の気配が感じられて、場が華やぐなと思いました。
実は前にもスーパーのお花を買って生けたことがあって、なかなか高いお花を日々生けるだけの余力がなくても、スーパーのお花なら廉価で手に入るので、花を生けるという行いがずっと身近なものになるなと感じます。
帰ってきた主人もとても喜んでくれて、たまにはこうしてお花を生けて部屋の中の空気感を明るくすることも大切だなと感じました。
今はお花のサブスクなどもあるようですが、固定費にはしたくないので、ひとまず出かける動機になるというメリットもありますし、スーパーのお花を飾って生けたいと思います。
お茶菓子を買ってお茶の時間をシェアする
スーパーに行ったついでにシュークリームも買いました。
こちらも廉価なものですが、それでも普段はスーパーまで足を伸ばさないのと、甘いものはあまり我が家では食べないので、ちょっとした特別感を演出できました。
主人もとても喜んでくれて、和やかなお茶の時間を過ごすことができました。
主人はお酒が好きなので、よほどお酒を選ぼうかと思いましたが、私はやはり二人で同じお茶をいただけるお茶の時間が好きです。
鈴木裕『最高の体調』によると、同期行動をすると親密度が高まるのだとか。
同期行動とは
・全員が近い場所で行うこと
・同じタイミングで同じ行動をすること
を指していて、そうした点でもお茶の席を設けるというのは理にかなっているのです。
問題点から話題を逸らす
上に書いた鈴木裕『最高の体調』によると、セルフディスクロージャーという考え方があるらしく、互いにシェアすることでより親密になれる話題があるのだそうです。
著者はその例として10個を挙げていて、その中でも私が選びたいのは
・人生で幸福になれること楽しいこと
・自分が改善したいこと(体型・性格・なんらかのスキルなど)
・自分の趣味や興味
といったポジティブなことです。
このうち趣味や興味に割くウェイトはできるだけ大きくしておきたくて、疲れている時には積極的にゲームの話題を振るようにしています。
アルセウスや新作のポケモンスカーレット・バイオレットの話など、できるだけ共通項を探して話題を持ちかけることで、場の空気を和らげるように心がけています。
お互いに読書が趣味ではありますが、互いに追いかける夢があることもあり、真剣勝負となってしまうこともあるので、そういう点でもゲームの話題は楽しく盛り上がれるトピックです。
重要なのはできるだけ問題点からは目線を逸らしておくことです。
以前読んだ本に、「家を安全基地にしておくことが重要だ」ということが説かれていました。
ひとまず問題点は置いておいて、それぞれの安全を確保するという意味でも、できるだけ和やかになれる話題選びは必須だなと感じます。
読んで良かった本
戸澤宗充『すべてを喜びとする』
私にとってのバイブルです。同棲時代から折に触れて読んできましたが、今回読んでみて改めて気づいたところも多かったです。
中でも「夫婦は尊敬できるところが一つあればいい」「イヤなところは見ないようにする」「相手に尊敬されるような自分になる」という言葉は至言だと感じます。
迷った時、つまずいた時、この本を開くようにしているのですが、今後とも人生の指南書となってくれる一冊になるのは間違いありません。
ローラ・ドイル『賢い女は男を立てる』
私はどちらかというと主人を立てている方ですが、それでもセルフケアが至らないばかりに主人に求めすぎてしまっている部分がたくさんあったなと気づきを得た一冊となりました。
中でもハッとしたのが「男性は内面的なコミュニケーションを好まないので、そうした話は女友達としましょう」という箇所です。
私は内面的なコミュニケーションができないと、なんだか本当に会話をしている気がしなくて、つい主人に求めがちでしたが、主人はそうした話は苦手なようです。
改めて自分自身へのセルフケアの重要性を感じるとともに、主人に対してもっとポジティブなアプローチができれば良いなと感じました。