私の病状が思わしくなくて、電車での長時間の移動が難しく、主人だけ帰省してもらうことにして二日目になります。
なんだかひとりでいると気分も落ち込みがちなので、冷蔵庫に入っていたバナナを使って、簡単なお茶のプレートを作ることにしました。
WINDSORの桜のトリオを使って、カップにはルピシアのダージリン1stフラッシュを淹れました。
バナナはカットしてヨーグルトをかけて、アンティークのグラスの器に盛ることに。
それだけだともったいないので、カップとセットだったプレートに載せることにしました。
フルーツとヨーグルトの組み合わせは実家でよく食べていたもので、少しでも気持ちがほぐれるようにと用意しました。
私には憧れの女性がいて、彼女のお宅にお邪魔した時には、こうしてヴィンテージのカップでお茶をいただいたものでした。
彼女はアンティークやヴィンテージが大好きで、専業主婦ということもあって、訳あって疎遠となった今でも人生のお手本にしています。
普段はどちらかというと家事が苦手なタイプで、統合失調症という持病を抱えていることもあり、家事を休んでしまうことも多いのですが、このカップでお茶をしたことで、「もうちょっとちゃんと家事をしないと、このカップにふさわしい家ではないな」と思い立ちました。
そこでかねてから気になっていた、ティーカップやマグカップ、ティーポットの茶渋を取ることにしました。
漂白剤を入れて熱湯を注ぎ、すっかりきれいになった器に気持ちもスッキリしました。
それから食器を片づける際に、食洗機に入れていたお箸が生乾きのようになっていたので、小一時間ほどテーブルの上に出して干すことにしました。
一時間ほど経って気になるにおいも取れたので、再び食器棚に戻しました。
それから普段の家事を終えて、気分もようやく晴れてきました。
ここのところ、北欧、暮らしの道具店の動画を観たり、内田彩仍さんの本を読み返したりして、できるだけ家事をして気持ちを整えようと、日々励んでいます。
特に新居は中古マンションということもあり、内田さんのマンション時代の本を中心に読み返すことが多くなってきました。
転居への不安はまだまだ拭えないところがありますが、こうして新居でもできるだけしっかり家事をして、暮らしを整えていければと思います。
日々のルーティンを作ることは、統合失調症という病と向き合う上でもとても大切なことですし、できるだけそれを乱さないように、生活を築いていきたいです。
全く新しい場所での暮らしがはじまるということで、変わっていかざるを得ないことも、きっとたくさん出てくると思います。
それでも日々の暮らしをできるだけ快適なものにできるように、今のうちから日々家事をする習慣をしっかり作っていきたいです。