雪兎の小部屋

病弱専業主婦の日々

2023.02.10 かけがえのない家族とともに

調子が整わずに朝方まで眠れず、眠って起きたのは昼頃でした。

お仕事がひと段落ついて、ほっとしたことと、薬が減った影響もあったのだと思います。

しばらくは無理のないペースで過ごせるようにしたいです。

さて、起きてみると外は一面の雪景色で、愛猫・冴ゆは生まれて初めて見る雪に興味津々でした。

私も雪見茶と洒落込むことにして、彼杵茶を淹れました。

故郷・長崎のお茶である、彼杵茶を飲むと少し複雑な気持ちになります。

諸事情あって、実家と疎遠になってふた月ほどが経ち、その間、出身地のことを変わらず愛していけるのか、旧姓を使ってお仕事や、創作をしていくことに対して、これでいいのかと、思い悩んだりもしました。

ただ、防衛規制の健忘によって母のことはもうあまり思い出せないのですが、私の味方になってくれていた父のことは時折ふと昔の記憶がよみがえって、懐かしい気持ちになります。

もしかしたら、もう話すことも、会うこともできないかもしれませんし、地元に帰ることも叶わないかもしれません。

それでも長崎は、私にとってかけがえのないふるさとなのだと思いますし、父の名である旧姓も大事にしようと思います。

主治医も理解を示してくださいますし、味方になっていてくれるので、迷いはありながらも、今は主人と冴ゆとの暮らしを精一杯守っていこうと考えています。

たとえ世間的な考え方から外れてしまっていたとしても、新たな家族の心を守るために、どうしても必要な選択だったのだと今は信じています。主人との仲も良好で、冴ゆも懐いてくれています。それで十分なのだと思いたいです。

そうしてまだ立ち直りきれない気持ちを抱えながらも、お仕事をいただき、前を向こうとしている自分のことも、そしてかけがえのない新たな家族のことも、もっと大切にしていきたいです。

そうして主人から帰宅難民になるリスクを避けるために、早めに仕事を切り上げて残りは在宅でするよ、と連絡があって、ほっとしながらこたつでリラックスすることにしました。

ホットチョコレートを淹れて、ようやく気分もくつろいだところに、冴ゆもやってきて、座椅子に座ったり、ソファでリラックスしているのが愛らしくて、たくさん写真を撮りました。

そして改めてこの家族の絆を大切にしていこうという気持ちを新たにしました。

それから仕事を終えた主人とそれぞれゲームをしたり、私はこうしてブログを書いたりして、今はまったりと過ごしています。

深夜の晩酌の時間の間、主人と冴ゆと三人で過ごして、改めてその幸せを実感しました。

時には体調を崩してしまって、思うように家事ができなかったり、夕食を担当してくれている主人に負い目を感じてしまうこともありますが、それでも我が家なりの暮らし方で、三人の関係が良好であれば、それでいいのだと思います。

時にはこうして主人と長話をしたり、思い思いの時間をふたりと一匹で過ごしたり。

そういうかけがえのない時間を、これからも積み重ねていきたいです。