音楽サブスクの契約更新を今のところ見送っています。
先日記事にも書いた通り、音楽を聴かなくなってから、心と耳を休められるようになってきたなと感じています。
音楽の芸術性は理解しているつもりですし、20代〜30代前半に至る今まで、欠かさず音楽とともに生活をしてきました。
ただ、愛読している『わがまま養生訓』に、「40代以降は意識して目と耳を休ませましょう」ということが書かれていて、そのことは頭の片隅にあったのですが、なかなか意識して休められていませんでした。
音楽を聴く方がリラックスできると思っていましたし、私にとって音楽はイマジネーションの源泉でもあります。なくてはならないものだという固定観念から逃れられずにいました。
それでもメンタルが不安定になりがちで眠れない夜に、音楽を消して過ごしてみると、思ったよりも心穏やかに快適に過ごせたのです。
サブスクのUIが使い勝手が悪いことから、ライブラリの音楽を探す手間や、その時々の気分に合った選曲をしなくては……という選択肢の多い中からものを選ぶストレスも無意識のうちにたくさん感じていたのかもしれません。
また音楽を聴かないことで、やりたいことに集中できるのもメリットの一つです。フラットな状態で作業をしたり、音をオフにして、やりたいソーシャルゲームをしたりして、音楽を聴かないことで、生まれた時間や軽減されたストレスは意外とたくさんあるかもしれません。
またサブスクはどうしても固定費になるので、やめるにやめられないという状況はストレスフルなものがありました。
耳を休めるという大義名分ができたことで、あっさり手放せそうなので、その分金銭的にも余裕ができそうで、それもうれしいポイントの一つですね。
私はスマホにPC、タブレットが手放せない人間なので、目を休めることはなかなか難しいのですが、サブスクに登録するのをやめて、耳を休めるということは今後とも意識したいなと思います。
その思いをさらに強めるきっかけとなったのが、音楽をよく聴いていらっしゃるTwitterのフォロワーさんが、耳鳴りに悩まされていらっしゃる様子をツイートしていて、やはり意識して耳を休ませないと、何か良くない影響があるのかもしれないと思ったのでした。
調べてみると、スマホ難聴というワードに出会いました。
みなさまは「スマホ難聴」という言葉を聞いたことがありますか?
スマートフォンやパソコンで音楽を聴いたり、動画を視聴するに加えて、新型コロナウイルス感染防止のためにテレワークやなどの機会が増え、イヤホンやヘッドホンの長時間の使用が原因となる難聴のリスクが世界的にも問題視されてきています。
簡単に説明するなら、その名前の通りスマートフォンやパソコンなどを使用することで難聴になることです。
この難聴は、「騒音性難聴」と呼ばれるもので、WHO(世界保健機関)も警鐘を鳴らしており、世界的にも問題となってきています。
そして、この難聴はすぐに発症するというよりは、数年かけて悪化していくため、悪化して初めて発症に気づくということもあるといいます。
サブスク全盛期の今は、いつでもどこでも音楽が聴ける状況なので、よりリスクが高まっていると云えるのかもしれませんね。
スマホ難聴ではありませんが、私の実父も長年耳鳴りに悩まされているので、その姿を目の当たりにすると、やはり耳の健康を保つことは大事だなと感じます。
人生100年時代と云われて久しいですが、耳の健康を保つことは、長い人生を生きていく上でも、とても重要になってくるのだと思います。
できるだけすこやかに過ごすためにも、サブスクで音楽をかけっぱなしにすることはやめて、こうして無音でブログを書くことに集中したり、創作に取り組んだりして、少しでも成果を出していきたいと思います。