雪兎の小部屋

病弱専業主婦の日々

2020.03.10 お化粧ができない

うつになって、大好きだったお化粧ができなくなりました。
同棲をはじめて一年ほどは毎日お化粧をしていたんです。持病の療養のため仕事をしていなくて、一日中家にいましたが、夜遅くまで化粧をしたまま夫が帰ってくるのを待っていました。
夫に強いられたからではなく、ただ私がそうしたいからしていたのです。
私の父方の祖母は高齢になってからも毎日お化粧をしていました。
彼女にあこがれて、時には億劫なときもあったけれど、それでもお化粧をした自分の顔がすっぴんよりもいくらかは好きだから、日々お化粧をがんばりました。

それでもうつになってお化粧ができなくなってしまいました。
もうまるで気力が湧かないのです。
「これではいけない」と思えば思うほどつらくて、新作コスメの情報を得るたびに自分がお化粧をできないことに後ろ向きな気持ちになってしまう日々が続いています。
それでも私はコスメが好きだから、昨日は買出しのついでにプチプラコスメをお迎えすることにしました。

お迎えしたからといってお化粧ができるわけではないんですが、それでもやっぱりコスメを見るのはわくわくしますし、お迎えするときのときめきは何ものにも代えがたいものがあります。
引きこもりがちな日々を送っていることもあって、なかなかお化粧ができずにいますが、また夫と出かける日がめぐってきたら、その時に開封して使ってあげたいなと思っています。

今はとにかく洗顔することを第一に心がけています。
ふわふわの泡に包まれていると、厭な気分もいくらか良くなりますし、洗い上がりにたっぷりの化粧水と乳液で保湿すると心も安らぎます。
基礎化粧品にもうちょっとお金をかけてもいいのかな、と思ったりもして……。専業主婦なので、毎月の固定費になるものにはなかなか手を出せないのですが。

ついでにお迎えした便箋は、友人が以前喜んでくれた越前和紙シリーズのもの。友人曰く「気になっているのだけれど、なかなか自分では買わないので、このシリーズの便箋のお便りをもらえるとうれしい」のだそうです。便箋自体がちょっとしたギフトになるのはうれしいことです。

最近は元気がないこともあって、めっきり手紙を書かなくなりました。
一時期は季節ごとにお便りを出していたのに、すっかり筆無精になってしまっていました。
年賀状は出したのですが、春のお便りを出さないとな、と便箋を目にしてちょっと元気が出たので、お迎えすることにしたのです。
結婚の報告は済ませましたし、式は身内だけで済ませる予定なので、春とはいっても特別なお知らせはないのですが、先の友人ともまた会いたいねと話していて、他にも復縁した知人もいるのでお手紙を書けたらいいなと思っています。

なかなか気持ちにゆとりがないとお手紙もお化粧も手に付かないなということに気づきました。
それらに目を向けられているうちは、まだ大丈夫なのかもしれません。
焦る気持ちやはやる気持ちをなだめつつ、今できることを少しずつやっていければいいなと思います。

 

追記
楽天のいつも利用しているお店でフリープラスの乳液とクリーム、Diorのマキシマイザーをお迎えすることにしました。


 

 


 


 


マキシマイザーはすぐには使えないかもしれないけれど、手持ちのものが古くなってしまっていたので。とても気に入っているお品です。
クリームはそろそろ30代も間近になってきたし、前々から追加したいと思っていたのでした。
基礎化粧品をアップデートすると、ちょっとだけ気持ちも前向きになれる気がします。
その分犠牲にしないといけない部分も出てきますが、大人の女性として、必要なケアにはやっぱりお金をかけていきたいと思います。