雪兎の小部屋

病弱専業主婦の日々

夫婦のコミュニケーションの時間をつくる

はじめに

私の体調がすぐれない日々がつづき、なかなか休日に一緒に出かけられなかったり、夫婦それぞれにひとりの時間を過ごすことが増えてきて、ちょっと気がかりに感じていました。

日々の何気ないコミュニケーションは、オキシトシンを得るという意味でも弱りがちな私にとって大切なことですし、少し悩んで本を読んだりもしました。

主人にそのことを伝えたものの、もう少しさりげない工夫で時間を設けられるといいなと今は感じています。

かといって体調がすぐれない私は、なかなか遠出が難しく、デートなどにも気軽に誘えない日々が続いています。そこで、家でもふたりでコミュニケーションを増やす工夫が大切だなと感じていました。

実践したのは極々当たり前の、ささやかなアクションです。

 

お茶に誘う

私はお酒が飲めないこともあり、もともとお茶が大好きなので、お茶の時間はこれまでもずっと設けるようにしてきました。

ただ、ここのところ夕食後にお茶の時間を作らずにそれぞれの部屋に帰ることが多かったので、できるだけ意識してお茶に誘うようにしています。

スイーツは辛党の我が家にはあまり置かないでいるのですが、たまのご褒美にと、病院の帰りに買ってきたマドレーヌや、注文したピザについてきたフォカッチャなどを添えて、お茶の時間をより充実させることも大事だなと感じるようになりました。

お茶があるだけで話をする場をセッティングできて、会話をするきっかけを掴めるので、やはりこうした時間を設けることはとても大事なのだなと学びました。

これからもお茶の時間を大切にしていきたいです。

 

映画や動画を鑑賞して、その後に話す時間を設ける

主人に誘われて、先週末は映画を2本観ました。

その後しばらく主人と感想を語り合い、映画を観ている間とともにとても満ち足りた時間を過ごせたなと感じます。

私は動画や映画を観るのは苦手なタイプで、主人も映画よりも本が好きなタイプなので、ふたりで映画を観る機会はさほど多いというわけではなかったのですが、本と違って映画は場をリアルタイムで共有できるのがやはり大きいですね。

動画も同様に、ここのところYoutubeで色々と観ていて、最近特に気に入っているのは霧島かれんさんの植物の動画です。

www.youtube.com

もともと私たち夫婦は植物が好きという共通点もあり、観ているだけで癒されるのもいいですね。

私は動画を観るのが苦手なので、なかなか新しいチャンネルを発掘できないのですが、逆に主人はさまざまなことに関心を持つタイプで、我が家では主人の観たい動画を一緒に観ることが多いです。

動画に対する抵抗感は個人的にはまだ強いのですが、それでも話が途切れがちになった時にも動画を一緒に観ることで場を共有できることも何かと多いので、今後とも観ていければと思います。

 

本を読んで感想を話す

学生時代に付き合っていた当時から、主人も私も本をよく読む人間で、本の話をしている間が一番楽しいというタイプでした。

ただ、ここ最近は私自身はゲームにかまけてばかりで、本のインプット量が減り、主人との会話の質量もおのずと落ちてきていたなと感じます。それは他ならぬ私自身に原因があったのだと今となってみると強く感じます。

そこで少し危機感を抱いて、ここのところAIに対して個人的に違和感を抱いていたこともあり、かねてから気になっていた養老孟司の本を読んで、主人と話してみると思いのほか充実した時間を過ごせて、やはり私たちにとって本の話をする時間は何よりもかけがえのないものなのだと感じました。

主義主張や立場の違いはあっても、その違いを踏まえながらも話ができるのが読書の素晴らしいところだと思っています。

また本のいいところは一冊読むと、芋づる式に読みたい本がどんどん出てくるところで、そうして興味関心を深めて、より議論を充実させることは有意義なことだなと感じます。

動画やSNSで知識を得るよりも、私はちょっとしたことでも知りたいと思ったことに関しては、まず本にアクセスするようにしていて、おのずと軽めの本が多くなったりもしてしまいますが、時には歯応えのある古典なども読んでいて、そうして様々な読書体験を通じて学んだことや、知ったことなどを主人にシェアするひとときは、他の何を差し置いてでも大切にしたい時間だなと感じます。

こうした時間を作ることで互いへのリスペクトの気持ちを高め合えますし、何気ない会話が苦手な私たちのような間柄であっても、常に新たな話題や新鮮な発見を提供できるということは、とても大事なことなのだと気づきます。

そうして学生時代から言葉を交わしてきたことを改めて思い致し、これからも読書にお金や時間を割いて、より充実したふたりの関係性を保てるようにしたいなと考えています。