はじめに
愛猫・冴ゆの噛み癖がなかなか治らず、その原因が私が部屋に戻って籠もりがちになっていることにあるのではと思い至って一日が経ちました。
そこで、この日私は一日リビングで過ごしてみました。その結果を書いてみようと思います。
冴ゆの様子
まずは冴ゆの様子から。
冴ゆの情緒が少し落ち着いたように感じる
ここのところ冴ゆが床に敷いている、スピンバイクのマットレスに爪を立てることが気になっていました。
落ち着かない様子でガリガリと爪を立てたり、猫用トイレでも落ち着かない様子で爪を立てているのが気がかりで、考えてみれば噛み癖がひどくなってきたことに悩む他にも、気になってしまう点は色々とあったなと思います。
今から考えてみると、それは冴ゆにとってストレスのサインだったのかもしれません。
今日一日一緒にリビングという空間で過ごしてみて、冴ゆが頻繁に鳴くことが少なくなったこと、猫用トイレで落ち着かない様子を見せたり、マットレスを仕切りに引っ掻くことも無くなったことを考えると、やはり私がリビングにいることで、少し情緒が安定したのかなと感じます。
また遊ぶときも激しさはあるものの、その激しさが破壊衝動のようなものにつながることもなく、私に遊んで遊んでとねだってくる様子も見られました。
元々保護猫出身で分離不安症気味の冴ゆなので、リビングに私がいることで、精神的に安心できるようになったのかもしれません。
冴ゆが安心して眠ってくれるようになった
ここのところ冴ゆは日中落ち着いて眠ることが少なく、遊び盛りなのかなと考えていましたが、冴ゆにとって私のいないリビングは安心できる環境ではなかったのかもしれないなと思います。
今日は日中よく眠ってくれていて、少し安心できるようになったのかなと感じます。
相手は動物なので、その気持ちが正確にわかるわけではないのですが、なんとなく家の空気が穏やかに和らいでいるのを感じますし、冴ゆ自身の様子も、これまで落ち着かなかったのが、安心して眠れる環境になったのかなと思います。
私のこと
元々部屋で過ごしたいと思うようになったきっかけは、持病の悪化に伴うものでした。自分自身のケアをできるだけしておかないと、冴ゆや主人にも迷惑をかけてしまうので、自分の部屋に戻って、できるだけ静かな環境で休んだり、仕事をしたりしたいと思っていたのです。
それでも昨日、冴ゆとできるだけ一緒に過ごしてあげた方がいいと気づいて、この日は一日リビングで過ごしてみて、感じたことなどを以下に書いてみたいと思います。
家事が捗る
なんといっても、すぐにさっと箒を手に取って掃除をしたり、皿洗いもその都度こまめにできるようになり、リビングでできるだけ過ごすようにしてから、家事が捗るようになりました。
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元々持病が悪化するまではリビングで過ごすことが多かったので、それまでのルーティンも少しずつ復活させることができればと考えています。
リビングでの過ごし方の工夫
Notionからアナログノートへの出戻り
最近メモアプリのNotionを使い始めたのですが、PCでなければなかなか編集が難しいのが難点でした。このNotionにハマってしまい、PCのある自室で過ごす時間が増えたということもあります。
ただ、私はこれまでは長年アナログノートを使ってきて、冴ゆをお迎えしたのをきっかけにデジタル派になったのですが、アナログノートにまた戻りたいという気持ちはずっとありました。
冴ゆが眠っている間は、アナログノートを広げて書くこともできるようになり、この日一日ノートを使ってみて、やはりノートを書くひとときが好きだなと感じました。
お茶の時間の復活
持病が悪化してからは自室で過ごすことが増えて、趣味だったお茶の時間をなかなか楽しめないと感じているのもストレスの一つになっていました。
しかしリビングにいればいつでもお茶ができますし、それが私にとって切実なリラックスタイムにもつながります。
お茶のひとときを持つことで、冴ゆとの接し方にもゆとりが生まれると感じています。
音楽はあまり遠慮しすぎずにかけたい時にかける
これまでは冴ゆに変に遠慮をしすぎて、趣味の音楽をあまりかけられずにいましたが、少しずつかける頻度を増やしてきていて、冴ゆのストレスはゼロにはなっていないと思いますが、それでも慣れてきたのかなと感じています。
私はあまりうるさい音楽を好まないですし、今日もクラシカルな音楽をかけていて、冴ゆはその間ずっとリラックスして眠っていました。
そういう変な遠慮をして、冴ゆとの時間にストレスを感じてしまうよりも、冴ゆとできるだけ穏やかに過ごせるように、選ぶ音楽に気を配りながらも、ふたりで音楽を楽しんでいければと思っています。
体調面の変化
この日一日リビングで過ごしてみて、私自身の体調面にも変化がありました。
自室に戻っていた時には、なんだか気持ちがとても落ち込んでしまったり、孤独感を感じて憂鬱になったりしていましたが、リビングで過ごすようにすると、冴ゆと一緒にいることがとても心地よく感じます。
持病の悪化に伴い、いつもいつも誰かと一緒にいるということが、少し大変だなと感じていた節があったのですが、かえってひとりになることが持病の悪化へとつながって、悪循環を起こしていたのかもしれません。
リビングで過ごす時間を増やすことで、私自身の情緒も少しずつ安定しはじめたなと感じています。
結果的にリビングに拠点を移してよかった
結果的にリビングで過ごすようになって、猫である冴ゆも飼い主である私も良かったことづくめです。
どうしてもっと早く気づいてあげられなかったんだろうと、冴ゆに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになりますし、これからはできるだけリビングで過ごして、猫も、人間も、穏やかに健やかに過ごせるようにしたいと思います。