雪兎の小部屋

病弱専業主婦の日々

困りごとは見える化して片づける。今困っている読書環境の問題を整理しました。

ここ一ヶ月ほど悩んでいることがあります。

それは読書環境をいかに整えるかということで、紙の本を選ぶのか、最近よく読んでいる電子書籍に移行するのか、色々と考えるのですが、なかなか答えを出せずにいました。

そこでノートを活用して、自分の困りごとを見える化することに。

書き出してみると、問題点がいくつか見えてきました。

まず自室でしか集中してじっくりと本を読めないという問題があります。

リビングにいると、家事のタスクや、愛猫・冴ゆの様子に気を取られてしまって、なかなか集中して読むのが難しいのです。

隙間時間を見つけて読むというスキルをなかなか身につけられないので、家事の合間に、愛猫・冴ゆのお世話の合間に読むことも考えられますが、そうするとどうしても軽めの本や雑誌が中心になります。

実際に私はリビングでは雑誌を読むことが多いです。

『暮らしの手帖』や『&Premium』といった生活に関する雑誌をよく読みます。

それに加えて、私の生活習慣は、日中はリビングで過ごし、夜間は自室に移動して過ごすというもので、この移動に紙の本が伴うと、それだけで読書のハードルが一段上がります。

リビングの壁一面に詰まっている本の大多数を自室に移動させることも考えましたが、ベッドサイドのカラックスには、大好きなぬいぐるみや、それにまつわる主人との思い出がたくさん詰まっています。

プレゼントしてもらったFGOのワダアルコさんのイラスト集、ポケモンのぬいぐるみたち、ホワイトデーにプレゼントしてもらったブイズ缶などのコレクションを、どうしても自室に並べておきたいのです。

ともすれば心が暗くなってしまいがちな夜に、このディスプレイにどれだけ心を支えられてきたかわかりません。

他のスペースには本を入れたり、小物を入れたりしていますが、どうしてもこの一角は死守したいのです。

さらに自室は薄暗いぐらいが落ち着くので、照明はIKEAの白熱灯を使っていて、紙の本を読むには読書灯をつける必要があるのですが、逐一つけるにも、コンセントの差し替えが必要で、それだけで読書のハードルがまた一段上がります。

しかも、昨日読書灯をつけて過ごそうと決めたところ、なんだか明るすぎて心が落ち着かないのです。メンタルの持病のある身なので、部屋でリラックスして過ごしたいということは死活問題になってきます。

読書灯を使うのが難しいならばいっそ部屋の照明をもっと明るくすればいいのかもしれませんが、どうしても現状維持ぐらいの明るさがちょうどいいのです。

実家では長らく蛍光灯を使っていましたが、私は持病を発症してからというものの、それをとてもストレスに感じていたのでした。

そういうわけで照明の調節をすることが現状では難しいのです。

さらに中古本を買った方が節約にはなるのですが、かといってそれを処分するだけの心のキャパシティは20代で置き去りにしてきてしまったらしく、30代になり、持病も重くなってきた今、不要な本の選別をして、それを段ボールに入れて宅配買取に出す、という三段階のステップを踏むことがとても高いハードルに感じます。

健常者の方であれば難なくこなせることでしょうし、私も20代までは積読本を容赦なくダンボールに詰めて、最寄りの愛する個人経営の古書店に売りに行っていたのですが、今住んでいる土地には最寄りに古本屋がなく、またコンスタントに宅配買取をお願いする気力もない……というのが現状です。

そのように考えると、多少値段はかかっても、電子書籍であれば、移動の制約もなく読めますし、本の後処理に困ることもありません。

元々本を読むのは好きなので、どうしても処分や整理をしようと腰が重くなってしまうのを、電子書籍は解決に導いてくれました。

ならば手持ちの本で、電子書籍に置き換えられるものを選んでみたらどうだろうと思い立ち、リビングの本棚から健康や自己啓発、新書、NHK出版の100分de名著シリーズといった軽めの本を抜き出してみることに。

これらのうち、健康本は心のお守りにもなっているため、自室の限られたスペースを利用して、自室に移動させることに。

100分de名著は、コレクションをしている宮沢賢治にまつわる書籍と、メンタルの支えになった『フランクル 夜と霧』だけを手元に残して、あとは電子書籍に置き換えようと思います。

また佐藤優養老孟司立花隆といった知識人の書いた著作や、個人的な勉強にまつわる本、自己啓発などの軽めの本は電子書籍に置き換えてもいいなという判断を下すことができました。

メンタルの病気を患っていると、とにかく何か物事を選択するということがとてつもないハードルに感じることがあり、おかげで本も増える一方だったのですが、全ての本を電子書籍でカバーすることはできないとはいえ、「こうしたジャンルの本は電子書籍で読む方が便利だな」という検討をつけることができました。

これも全てはノートに逐一書き出した成果だと思いますし、今後ともノートを活用して片づけを積極的に行なっていければと考えています。