雪兎の小部屋

病弱専業主婦の日々

ケアのためにノートを活用すること

ここのところ家族のケアが必要だと感じていて、色々と本を読んだり、ノート時間を取ってノートに記録をつけるなどしています。

考えてみれば自分自身のケアもノートを通じて行なっていて、私にとっては紙のアナログノートが欠かせない存在になっています。

13年通った心療内科の主治医の先生が紙のカルテを使っておられて、話を聞きながらカルテを書いていたのが印象に残っていて、いわば紙のノートにメモをすることそのものが、私に取ってはケアの一環になっているのだと感じます。

こうした紙のノートは家から持ち出すこともないので、セキュリティの面から云っても安心です。

一時期は非公開のSNSなどを活用したりもしていたのですが、どうしても自分自身の視線恐怖症の症状が強いと、セキュリティが不安になってしまうという難点がありました。

また家族のことは、一般常識的に人に語れることばかりではないので、その点でも紙のノートがありがたいのです。

書いている内容のことは具体的には書きませんが、家族のことに関しては、行動記録をつけるといいと本で読んだので、把握している部分はできる範囲でメモを取るようにしています。

また私自身のケアでは、不安や困りごとなどのモヤモヤを可視化できるように、できるだけ事細かに書くようにしています。これは『セルフケアの道具箱』のメソッドを借用しています。

続けることが大事だと両者の本に書かれていたので、できるだけ毎日時間を取ってノートと向き合うようにしていて、ケアのための本で読んだことや実践したことなども書き添えて起きます。

また全体としてノート作りに参考にしているのは、奥野宣之さんの『情報は1冊のノートにまとめなさい』です。

ノートを使い始めた当初からこの本をベースにノートを書いていて、すべての内容を一冊に集約し、テーマごとに色分けできる付箋を使って情報を整理するようにしています。

こちらのカラーはパステル調でかわいらしく、色をたくさん使ってもバランスが取れるので気に入っています。

元々紙のノートは独身時代からずっと使っていて、時にはデジタルに移り気になったり、時には併用しながら使ってきたのですが、家族のケアが必要になって、いっそう紙のノートの重要性が増したと感じています。

先日は雑誌をスクラップして、必要な箇所やすぐに読み返したいページを、ノートに貼り付けた封筒に入れておくことにしました。

ノートを書いていると、ポジティブなことばかりと向き合うわけではないので、ポジティブな要素はできるだけ外から持ってくる必要があります。

ルピシアの会報誌は目に見て楽しいレイアウトになっていることもあり、またお茶が大好きな身としては元気をいただけるので、こちらも気に入ったページは封筒に入れて保存するようにしています。

そうしてできるだけノート時間を楽しく、充実したものにできるような工夫をしながら、時に現実や自分の内面に目を向け、家族に目配りをしつつ、これからもノートを活用していければと考えています。