雪兎の小部屋

病弱専業主婦の日々

2021.08.25 なんでもない日の主人の気遣い

月経周期の影響で終日体調が悪く、リモートワーク中の主人がお昼休みに散歩に誘ってくれて、最寄りの公園まで歩いてきました。

うつ病の人間の常で、出かけることにはしぶしぶ……という感じだったのですが、道中で紫式部が実をつけているのを見つけたり、初秋の風情を楽しむことができました。

帰りにコンビニに寄って、主人におずおずと「海鮮丼が食べたい」とリクエストすると受理してもらえて、海鮮丼をいただきました。

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「雪兎さんは魚を食べると元気が出るから、魚をもっと食べた方がいいね」と云われて、それから主人は仕事に戻り、私は家事をいくつか片づけました。

弱っているとすべての家事を完璧にこなすことができず、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、それでもできる範囲でがんばりました。

 

それからふたたび調子を崩し、結局今日は生理痛のためにロキソニンを2錠、過敏性腸症候群の薬を1錠、メンタルの頓服の薬を1錠、常服薬を3錠と、薬漬けの一日になってしまいました。

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そうして気が重くなっていたところに、主人が仕事が終わったらしく、回らないお寿司屋さんのお寿司をテイクアウトしてこようかと提案してくれました。

私は心身ともに弱っていたので同行できず、主人にお任せすることに。

主人は魚があまり得意ではなくて、食べられる魚はマグロだけです。

そんな主人が私のためにと提案してくれたのがとてもうれしかった上に、私には豪勢なものを買ってきてくれて、主人はネギトロ巻きだけという有様だったので、マグロを一貫分けてあげることにしました。

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食後に彼杵茶を淹れて、しばらく主人と語らっていると、「雪兎さんの部屋を整理しようか」とまたまた提案してくれました。

どうやらどこかで「うつ病の人は部屋の整理ができないので、身近にいる友人などが手伝うといい」という趣旨の記事を読んだようです。

 

お恥ずかしいことに、実際のところ、私はリビングや水回りなど、共有スペースの掃除はできるのですが、自室の掃除がほとんどうまくできなくて、散らかり放題になっていました。

「とりあえず本棚から溢れかえっている本を一ヶ所に集めるだけでも違うから」と主人がてきぱきと動いてくれて、本の山を部屋の片隅に移動させました。

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苦手だった掃除機も主人が率先してかけてくれて、ようやく部屋がすっきりしました。

それから段ボールの中に眠っていたままだった、ひぐらしのなく頃に竜宮レナちゃんのフィギュアもようやく開封することができました。

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……あれ、あまりにも主人のお世話になりすぎてないか??

もう少し精神的に自立しないとなぁと思います。つい病気がちで甘えてしまっているのかもしれませんね。

 今一度、私のバイブルである戸澤宗充さんの『すべてを喜びとする』を読み返して、思い改めたいと思います。

 一体どれぐらいのことを主人に対してしてあげられているのだろう、こんな風に優しく気遣ってもらう資格が私にはあるのだろうか……と考えると底なし沼のようになってしまいますが、できることからひとつずつ、恩返しをしていきたいと思った一日だったのでした。