はじめに
元旦に震災があり、私も家族も親類も皆無事ではありましたが、連日の報道や、お正月の帰省、そして年初から休みがない仕事と、色々と重なってしまって、キャパオーバーだなと感じる今日この頃です。
日本赤十字社を通じて少額ながら寄付をさせていただいたものの、自分自身にできることはそのほかになく、自分の無力さや至らなさを感じる日々を過ごしています。
そうした時に自分自身や家族のメンタルケアをどのようにすべきか、実践していることをご紹介していきます。
気分が落ち込む夜にはゲームをプレイする
私は普段からゲームをプレイしていますが、特に不安になりがちな夜にゲームをプレイする頻度がここのところ増えてきました。
ゲームをプレイするのには一応理由があって、元自衛隊メンタル教官の下園壮太さんが療養中の趣味としてゲームを楽しむことを勧めていたことが念頭にあります。
ゲームに対してネガティブな印象を持っている方や、抵抗を感じてしまう方にはおすすめの一冊です。
私自身、どちらかというとゲームには苦手意識があった方なので、この本にはずいぶんと救われました。
一旦お休みしていたFGOも、勧めてくださった義実家の皆さまと福袋を引いて楽しんだのがきっかけで再開して、お正月ミッションを本垢・サブ垢ともに完走しました。
以前書いた通り、ガチャの釣果があまりにも良くて、FGO未プレイながらFateシリーズの原作を履修済みの主人にガチャ運の良さに引かれたので、やはりもっと本格的にプレイしていきたいなと思ったのでした。
イベントは走るのがあまり苦にならないのと、走っている間は無心でいられるので、やはりゲームは元気をもらえるなと感じます。
ポケモンスリープも引き続きプレイはしているのですが、起きている間はゲーム性に乏しかったりするので、その分FGOをプレイしたいです。
ちょっと暗めで淡々とした漫画を読む
ゲーム以上に私が触れることに抵抗を感じているのが漫画で、これまで買ってもずいぶんと長く積んでしまうことも多くて「本が好きでも、私は漫画を読むのに向いていないんじゃないか」と思うことが多々ありました。
しかしそれは分解してみると、「長いものは途中で読めなくなってしまって挫折する」ということに気づいたのと、自分自身が「起伏の少ない淡々としたストーリーが好き」という特徴を持っていることを自覚するに至って、そうした目線で漫画を選んでいます。
例えば最近読んだものだと、6巻完結の『少女終末旅行』や、5巻完結の『キノの旅』、1巻完結の『モモ艦長の秘密基地』、『ご飯は私を裏切らない』などは私の趣味や特性と一致していて楽しめました。
地味でちょっとシリアスだったり、暗めだったりする話が好きで、こうした漫画をもっと読んでみたいなと考えています。
そうしたトーンのストーリーは、今読むのにちょうどいい温度だと感じていて、後述するように主人とシェアするものはできるだけ明るい方がいいなと思いますが、ひとりでいる時には沈める時には沈みたい。こうした作品たちはそうした気持ちに寄り添ってくれます。
漫画にもさまざまなジャンルがあって、一概に苦手と決めつけるよりも、自分自身がどのようなストーリー展開や作風に惹かれたり、シンパシーを感じたり、無理なく読めるのか、分析してみるといいかもしれません。
こうした漫画はKindleセールなどを利用することで見つけたり、ネットで口コミを検索するなどして見つけています。
また1巻完結の百合漫画などもセールを利用して買っていますが、こちらはまだ個人的にヒットと呼べるものがないので省きます。
お笑いや推しアーティストのライヴ動画をシェアして観る
私は推しという概念が生まれる前の2009年ごろからアーバンギャルドというバンドが好きなのですが、そのアーバンギャルドの動画を主人に見せたところ、思いの外ヒットしたらしく、一緒にライブ動画を観る機会がここのところ増えてきました。
私自身は持病もあり、ライヴ会場に行けたのはたった一回きりなのですが、その時のパフォーマンスを未だに覚えていますし、動画を通じてライヴ体験を感じられるのはありがたいです。
また我が家では昨年M-1を観ていたこともあり、私が個人的に好きになったヤーレンズの動画をYouTubeで探して観る機会も増えてきました。
軽妙なやりとりと緻密にできたネタの漫才がとても面白くて、観ていると不安なことや嫌なことを忘れられます。
また主人は最近ハマっているというシソンヌのライヴ動画を観せてくれて、そちらもとても面白かったです。
そうして自分の好きなものを家族とシェアしたり、一緒に楽しんだりすることで、ポジティブな効果が生まれているなと感じます。
ついネガティブになったり落ち込んでしまいそうな時に、それを分かち合うことも大切なことだと思いますが、私たちは子なし夫婦で、相手も自分も大人です。
年始からお互いに疲れが取れない状況で、相手のことを思いやったり、いたわったりするひとときも大切だなと思いますし、ネガティブな感情よりも、ポジティブな出来事を、できればたくさんシェアしていきたいなと願っています。
終わりに
ゲームや漫画、動画といった、ごくありふれたものに触れているだけのことではありますが、今はとにかくフィクションの中に逃げ込んでおきたいと思っています。
現実逃避に過ぎないかもしれませんし、被災地の方々は今も苦しい状況におられるという現実がなくなってしまうわけではありません。
そうした方々に想いを寄せつつ、それでも自分自身や家族の心を守ることも、私自身の大切な役目だと考えています。
今はフィクションの力も借りながら、なんとか暮らしを整え、家族が落ち込み過ぎないようにケアを図っていきたいと思っています。